島唄プロジェクト 8月の放送は徳之島節
島唄ラジオ収録に行ってきました
8月の放送は、奄美大島で歌われている【徳之島節】のご紹介です。
徒ぬ世ぬ中に 長らえてぃ居れば
朝夕血ぬ涙や 袖どしぶる訳『嫌な世の中に、長く生き続けていると、
朝夕血の飲みだが染めた、袖を絞るばかりです。』かしてぃ気張たんち 誰がたむぃがなりゅろ
大和いちゅぎりゃんきゃぬ たむぃどなゆる訳『こんなに働いても、誰のためになるのでしょうか。
薩摩の役人のためにしかならない。』
他の島唄と同じく、徳之島節も本当に沢山の歌詞がありますが、今回紹介した歌詞は、薩摩藩政時における島民の砂糖地獄の苦痛に対する怨嗟絶望の声を歌ったものです。
徳之島節という唄名の通り徳之島全土で歌われますが、奄美群島全体で人気のある唄です。
二上り節、みち節、犬田布節、ほか幾つもの呼び方があって、徳之島から北、奄美大島へ伝わり、更には南、沖永良部島や沖縄には道の島節という唄として伝わって居ます。
民謡の伝播と言う目線でも面白い歌で、私にしてもすべてのミチ節系の歌詞を網羅している訳では無く、今も新しい徳之島節の歌詞に出会うことも少なく有りません。島唄の楽しさ、難しさが詰まった唄だと思います。
放送は
8/23金曜 13:00〜13:30 神戸FM MOOV 76.1
8/26月曜 17:00〜17:30 西宮さくらFM 78.7
どちらもサイマル放送で聴く事が出来ます。
PC・スマホでどうぞ!
FMMOOV PC http://csra.fm/stationlist/#kinki
さくらFM http://www.jcbasimul.com/?radio=sakura-fm
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