【奄美三線教室】確実に上達しています!
課題曲は、1曲あたり2ヶ月間練習します。現在レッスン中の唄は「豊年節(ほうねんぶし)」 、三線のチンダミ(調弦)は、三下がりです。
チンダミの大切さ
練習開始までに各自チンダミを済ませます。
その後、一人一人のチンダミをチェックし、微調整をします。最近は一発合格の生徒さんが増えてきました。 確実に耳が育っている証拠です。
聴く耳を鍛えていかないと、先に進めません。私も「十四の心で聴きなさい」と武下和平師匠にずっとご指導して頂きました。 (十四の心、判りますか?)
チンダミは基本中の基本。 時間がかかっても妥協はしません。 本人がチンダミできるまで根気よく見守ります。奄美シマ唄には楽譜が無く、聴いて覚える。 これに尽きます。
三線の伴奏よりも先ず唄をしっかりと覚える。唄を覚えると、自然に三線の音の聞き分けが出来る様になります。
少し時間はかかりますが、コツをつかむと劇的に上達していきます。
ある生徒さんも始めは
*自分の三線の音が聞こえない
*自分の声がわからない
と迷路に嵌っていましたが、今では耳で聴いて三線を弾けるようになっています。 声の出し方もスムーズになり、男性ですが女性と同じキー(音の高さ)で歌えるようになりました。
ここまで来るとどんな曲でも挑戦していけますので、ご本人も楽しんでおられます。
数名の生徒さんが弾き語りできる様になってきたので、私はお囃子の担当。
「豊年節」練習音源です。
【唄三線 生徒さん】【おはやし ももよ】
「豊年節」歌詞を変えています
【唄三線 生徒さん】【おはやし ももよ】
発表会の予定
それぞれの成長を祝う為に、発表会を検討中です。過去に発表会を開催しましたが、その度にレベルがあがっていくのがわかります。発表曲や相方は、各自で自由に決めてもらいます。
一緒に舞台に立つ事で仲良くなり、良いところは教え合っています。
「どうしたらタイミングが合うかなー?」
「キーの設定はどうする?」
「三線の合図で歌い出してね」
と、悩みながら着地点を探しています。
私はその光景を眺めている時は、とても幸せです。あまり細かい事は言いません、のびのびと演奏して欲しいと願っています。
みんなで切磋琢磨しながら頑張っていきましょう。
この記事へのコメントはありません。